黄色いスーツに身を包み「ゲッツ‼」のフレーズで知られているダンディ坂野さん。2003年のブレイク後に結婚し、現在高校1年生の女の子と小学6年生の男の子、2人のお子さんを育てています。いつも穏やかな印象のダンディさんはご家庭でもにこやかに過ごされているそうですが、1つだけ子どもたちに厳しく伝えていることがあると言います。親子関係や子育てについてうかがいました。※前編<小6の息子が全国模試で1位に ダンディ坂野が「勉強しなさい」の代わりにかける言葉とは?>から続く

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これだけはうるさく言う
2カ月に1回、家族でカラオケに 妻が痛みから解放されたことがうれしかった

これだけはうるさく言う

――お2人のお子さんとは、どのような親子関係ですか?

 小6の息子とはよく話します。今も寝る前にぎゅーってハグしに来てくれることもあります。いつもニコニコしていて、誰にでもフレンドリーに話しかけるタイプなんです。高1の娘は僕とはそんなに話さないですけど、母親にべったりで2人でおしゃべりしています。母娘で仲がいいことがうれしくて、僕は2人の様子をにこやかに見ながら過ごしていますね

――ダンディさんはお子さんたちにとって、どんなお父さんですか?

 基本的にはにこやかにしているのですが、「口うるさい」と思われている部分もあるかもしれません。僕は子どもたちが小さいころから「時間は守りなさい」ってうるさく言っているんです。時間に遅れるのって、待たされた相手の時間を奪うことですよね。

 特に僕の仕事はスタッフの方たちが分刻みで動いているのがわかりますし、時間単位で費用が発生することも多くあります。だから現場に行ってウケが悪いとかうまくいかないことはありますけど(笑)、最低限時間だけは守るようにしています。

――実際に時間を守れるお子さんに育っていますか?

  僕から見るとまだまだです。「時間がないから急ぎなさい」って言っても、全然慌てないからイライラしてしまいます(笑)。でもずっと言い続けます。言い続ける人間がいないとだめだと思うので、ずっと言い続けて、いまは完全には守れなくても、社会に出たときに僕の言葉が役立つときがくると信じています。

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中寺暁子
ライター 中寺暁子

健康情報誌編集部などを経て、2000年からフリーに。医療・健康・教育のテーマを中心に取材・執筆活動を行う。

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