それに、子どものために何度もスケジュールを作って段取り力をつけることは親自身の今後の仕事や人生にも必ず役立つと思います。
バタバタした毎日のやるべきことを可視化して、心に余裕を作るのがスケジュールです。昨日のスケジュールを見直して、昨日は昨日で頑張ったよね、明日はこれをやってみようか、など親子で話し合ってみることが大事です。
そうすると、たとえ今日のスケジュールがこなせなくても子どもも安心しますし、またやってみよう、という気持ちにもなれます。スケジュールは、人生が昨日、今日、明日と続くことを意識させます。
日々思い通りにいかないことは多いけれど、それを含めて調整しながら進んでいく。まさに人生そのものです。
(構成/教育エディター・江口祐子)

※「中学受験の意義」(佐藤亮子・安浪京子著)から一部編集
中学受験の意義
佐藤 亮子,安浪 京子


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