夏休みは子どものスケジュール管理に頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか?東大理三に子ども4人が進学した佐藤ママこと佐藤亮子さんは、日々のスケジュールをどう管理していたのかという問いに、決まってこう答えます——「すべて、書き出すことです」。本記事では、佐藤さんが子どもの中学受験を支えるために実践してきた、手書きによるスケジュール管理の方法を紹介します。中学受験カウンセラー安浪京子先生との共著『中学受験の意義 私たちはこう考えた』から一部を編集してお届けします。
【マンガ】中学受験「全落ち」した子はかわいそう? 大人の“勝手な思い込み”に気づかされたエピソード(全35ページ)スケジュールはとにかく「書き出す」!
「4人子どもがいて、どうやって毎日のスケジュールをこなしていたのですか?」という質問はよく聞かれます。
もちろん、毎日のスケジュールを頭の中だけで覚えていることはできませんから、とにかくやることを「書く」ことをずっとやってきました。
私が毎日のスケジュールを詳細に書くようになったのは、次男が生まれてから、管理する予定が倍になったからです。
長男は1歳から公文に通っていたので、毎日のやりたい枚数などを書いたり、目標を書きました。書かずに頭の中だけに収めようとすると、することがたくさんありすぎて、そのことがストレスになります。しかし、多すぎると思っていたことも、書き出してみるとそこまで多くないことに気がつき優先順位をつけやすいのです。
今はスケジュールをスマホで管理している人も多いと思います。
仕事だけならそれでいいかもしれませんが、子育て中はアナログ、つまり手書きをおすすめします。何事も頭の中だけで考えているとこんがらがってきますが、やることを紙に1字1字書いていく間に、気持ちも落ち着いてくるし、書きながら考えが頭の中でまとまってきます。
私が使っていたのはいわゆるスケジュール帳ではなく、上に日付欄だけ書いてあるダイアリー式のノートです。1日1ページのゆったりタイプ。わかりやすく色を使ったりシールを貼ったりして、スペースが広いといろいろな使い方ができるところが気に入っていました。
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