生きもの2 馬 昔から築いてきた馬との信頼関係

馬の体高は品種にもよりますが、パークの乗馬体験で活躍する馬たちは約160㎝前後。「思ったよりずっと高い!」
馬の体高は品種にもよりますが、パークの乗馬体験で活躍する馬たちは約160㎝前後。「思ったよりずっと高い!」

 明治時代、北海道の開拓を支えたのが、本州から渡ってきた馬たち。諸説ありますが、人の手では困難な田畑の開墾やものを運ぶ労働力として、厳しい環境のもと人間のパートナーのような存在であったといわれているそう。

 そんな馬たちに会いに「ノーザンホースパーク」を訪れました。たくさんの馬に長嵩君は興味しんしん。スタッフの田村さんに、お話をうかがいました。パーク内のいちばん大きい品種の馬は体重約760㎏! 小柄なポニーでも80~120㎏くらいあると聞いて、木綿子さんも長嵩君もびっくり。

「だいたい、一日に草を約5~6㎏食べます。走る速度は一般的に時速50~60㎞くらい。ここでは100~120㎝のバーを跳び越える障害飛越競技の練習もします。馬は、自分の足の長さより高いものを跳ぶのは怖くて嫌がるのですが、人間との信頼関係があれば、挑戦できます。馬は、えさをくれる人ではなく『気持ち』で人を見るので、信頼している人は足音でわかるんですよ」(田村さん)

 馬の賢さに感心、さまざまな品種の馬たちを観察しました。

さまざまな馬との出合い

この人形より背が高ければO K !

乗馬体験にトライ! 馬への負担軽減や、乗り手のバランスを考慮して、身長チェック。
乗馬体験にトライ! 馬への負担軽減や、乗り手のバランスを考慮して、身長チェック。

安心して仕事に集中できるよ

顔の真横についている馬の目。その視野はなんと330 ~ 350度。目から入る情報が多いと気が散ってしまうので、ブリンカー(遮眼革)などで視界を調整します。「なるほど、そのためにつけるんだね」
顔の真横についている馬の目。その視野はなんと330 ~ 350度。目から入る情報が多いと気が散ってしまうので、ブリンカー(遮眼革)などで視界を調整します。「なるほど、そのためにつけるんだね」

信頼関係を築くことが大切!

馬の調教も行う田村さん。「馬と接するうえで、メリハリはとても大切。あいまいな態度は、馬に信用してもらえないんです」
馬の調教も行う田村さん。「馬と接するうえで、メリハリはとても大切。あいまいな態度は、馬に信用してもらえないんです」

とてもやさしい目をしてるね!

ポニーショーに出演している馬にも会えました。 足でバイバイができる芸達者!
ポニーショーに出演している馬にも会えました。 足でバイバイができる芸達者!
スタッフの高宮さんと厩舎を見学。たくさ んの馬たちが休んでいます。
スタッフの高宮さんと厩舎を見学。たくさ んの馬たちが休んでいます。
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