女の子の水着も、以前は、ワンピースタイプが多かったですが、今では上下が分かれたセパレートタイプの水着を着る子どもが増えています。スイミングスクールに通う娘の水着も、セパレートタイプです。
ワンピースタイプの水着よりも、上のセパレートタイプ(上下が分かれた水着)のほうが脱ぎ着しやすくていいなと思います。
プール開きの指導で大事にしていること
プール開きの前には、毎年事前指導をします。この事前指導をしっかりすることで、子どもたちにとって安全・安心の水泳学習の保障につながります。具体的には次のような事前指導をしています。
(1)「長い爪を切りましょう」
平泳ぎなど、横に水をかくときに、隣で泳ぐ友だちをひっかいてしまうことがあります。休日にプライベートで行くプールと違って、学校の水泳の授業は大人数の子どもたちが入るので接触による怪我が起こりやすいです。
(2)「着替えのマナーを守りましょう」
普段の体育の授業と違って、下着を脱いで水着に着替えます。このときに、おふざけやいじめや喧嘩が起こる可能性があります。若手教師のころ、この事前指導を疎かにして、友だちがタオルを巻いて水着に着替えているときに、ふざけてタオルをずらしてからかう子どもが出てしまいました。子ども同士で胸やお腹を勝手に触って、触られた子どもを嫌な気持ちにさせてしまったことがありました。
子どもたちには「着替えのマナーを守りましょう。友だちの体や下着をじろじろ見たり、馬鹿にしたり、触ったりしません。逆に、自分の体や下着を見せつけたりしません」と伝えるようにしています。
(3)講堂で、エアプール指導
プールサイドに並ぶ場所は、事前に子どもたちに言うようにしています。
水着に着替えてプールの水を目の前にしてわいわい興奮気味の子どもたちに、指示するのはとても大変です。屋外だと声も届きにくいです。ついイライラして叱ってしまったこともあります。私の説明や注意の時間が長くなって、子どもが水に入る時間が短くなってしまったことがありました。
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