保護者連絡先の“1番”に母の携帯番号を書いていませんか?

——今後の課題や目標は?

 男性育休の取得は当たり前になってきましたが、育休取得後、時短勤務を選ぶのはまだまだ女性ばかり。性別役割分業意識にもとづくジェンダーバイアスをできるだけ少なくしていけたらと考えています。

 以前、社外講師の方に「保育園に提出する書類の保護者連絡先欄、“1番”にお母さんの携帯番号を書いていませんか?」と指摘され、ハッとしました。男性育休推進は、女性活躍や少子化対策、介護対策など、幅広い社会課題の解決につながるもの。これからも賛同していただける仲間を増やし、一緒に社会を変えていきたいですね。

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 社員の子育てを応援したり、育児休業取得促進に向けユニークな取り組みをしていたり――。編集部員が実際に企業を訪問し、子育てをしやすい職場、パパママにやさしい職場とは何かを考えていくAERA with Kids+の新連載「編集部・平井が行く! 子育てしやすい会社って?」。第2回は「積水ハウス」を紹介しました。次回もお楽しみに!

(取材/AERA with Kids+編集部 構成/中村茉莉花)

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