どんな子におすすめ?
まさに童話を読みはじめたばかりの子にぴったり。本書は1969年の登場以来ずっと読み継がれてきた幼年童話のロングセラー。「ひとり読みスタート」にふさわしい、定番中の定番といってもいい作品です。子どもたちは次々起こる冒険にわくわくしながら、ふらいぱんじいさんを心配し、結末を見届ける気持ちに。最後まで読み通せたとき、読書の楽しみを知ることができる一冊です。
また、ふらいぱんじいさんが卵ほしさのあまり、ダチョウを追い回して蹴っ飛ばされるエピソードもあるので、食いしん坊にもちょっとクスッと笑えるお話です。大好きなおひさまと卵があればごきげんで、弱いものを守る優しい気落ちを持っているふらいぱんじいさん。楽天的なところはクヨクヨしがちな子にもおすすめしたいですね。
ふらいぱんじいさん (日本の創作幼年童話 5)
神沢 利子,堀内 誠一


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