洋服も子ども服ではなく、大人用の服を着ています。「この前まで100センチの服だったのに!」って、それも「いつのことだよ」でした。私にとってはほんの少し前の話なのですが……(笑)。

 私は常々息子に「その体はね、手も足も目も鼻も耳もぜーんぶママがつくったんだからね」と言っています。

 だって私のお腹の中でその体がつくられて、生まれてからは私の料理を毎日食べて大きくなったんです。そのことだけは忘れないでね、と伝えています。

 ただし、小学校に入ってから息子の体の一部は学校の給食でつくられるようになりました。

 おかげでからい物も少しなら食べられるようになったし、食卓に出していなかったレバーも食べられるようになりました。「いつの間に食べられるようになったの?」と驚くことが増えたのも、給食のおかげです。

 中学生になったら、友だちと買い食いしたり、ファストフードを食べたりもするんでしょうね。なんだか不思議な気持ちです。

息子の作る親子丼は息子の味

 食べ物と言えば、最近は息子が夕飯を作ってくれることもあります! 

 レパートリーは親子丼と豚丼の2つ。どちらも息子の大好物で、小さいころから幾度となく作ってきた料理です。でも、息子の親子丼も豚丼も「母の味」ではありません。

 彼は小4のときから3年間ボーイスカウトに入っていたので、簡単な料理なら自分で作れるようになっていました。初めて親子丼を作るときも「自分でやるから、お母さんは口出ししないでね」って言われたので、私は何も教えていません。

 だから、息子の作ってくれる料理は「母の味」ではなく「自分の味」。簡単で手軽に作れるレシピですが、びっくりするほどおいしいんです。

 わが子が作ってくれた料理ですから、それだけでもう最高です。遠慮なく、おかわりしちゃいます。

ギャル曽根さんの長男が作った親子丼(提供)

妹が生まれてから急成長した子どもたち

 でも一番成長を実感したのは、末っ子が生まれてからですね。息子が小5のときです。

 長女もそうですが、2人とも一生懸命「お兄ちゃん、お姉ちゃんになろう」とがんばってくれた気がします。

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