肉は下味を軽くつけてから冷凍する
冷凍庫には、野菜のほかにお肉もぎっしり入っています。ふるさと納税の返礼品でいただいたものが多いので、それはそのまま冷凍しています。
安売りのときに大量買いしたお肉も入っています。小分けしてフリージング用の保存袋に入れるのですが、そのとき酒としょうゆで軽く下味をつけておきます。そのほうが味の劣化が起きにくく、味がしみこんでいるので調理もしやすいです。
最初から「から揚げにする」など決まっていれば、味を濃い目にしてにんにくやしょうがなども加えて冷凍しますが、使い道が決まっていないときには味つけは薄め。そのほうが、応用範囲も広がります。
子どもたちが大好きな超時短メニューといえば、「豚バラ肉のひつまぶし風」です。
豚バラ肉を1センチ幅に切って、斜め切りしたネギもいっしょに炒めます。そこにみりんとしょうゆ、砂糖かはちみつで味つけして、ごはんの上にのせるだけ(はちみつは、1歳未満の乳児には与えないように気を付けてください)。
1杯目は「豚丼」として食べますが、2杯目は「おすまし(だし汁)」を上からかけて食べるので「ひつまぶし風」なんです。
イベント性があるのに超簡単。ごはんさえ炊いていれば、10分もせずにできてしまいます。もちろん冷凍している肉で作れます。
私の場合、仕事から帰ってきた後に、キッチンに立って野菜を切ったり、肉を炒めたりしていると、不思議と気持ちが穏やかになるんですよね。私にとってキッチンは仕事モードからプライベートモードに切り替わるための場所になっているのかもしれません。
そして子どもたちの「おいしい!」を聞くと元気が回復します。だから私は、どんなに忙しくてもキッチンに立ちたくなっちゃうんです。
(構成/神 素子)