4)「お父さんのときは○○だった」
もう一点、お父さんだけでなくお母さんも言ってしまいがちなのですが「お父さんが子どものときは、そんなことではへこたれなかった」といった自慢話も子どもには響きません。この時期は、どこかでお父さんやお母さんのことを尊敬しているのです。自分たち家族のために働いてくれているということはじゅうぶん理解している年代ですから。でも、やっぱり「認められたい」「超えたい」気持ちも強い。「自分はもう、ひとりでいろんなことができるんだ」という気持ちです。ですから、「お父さんのときはね」とマウントをとると反発されてしまうでしょう。
この時期は「ガラスのハート」を持っていると意識しておくといいですね。そのひとことで、大人が思う以上にダメージを受けるときがあるので、たとえ思っても胸のうちにとどめておくのがベターです。夫婦の間で話しておしまいにするのもおすすめですよ!
(取材・文/三宅智佳)
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