子役・モデルを務めながら、絵本作家として本を出版。映画「窓際のトットちゃん」では主人公トットちゃん役に大抜擢、声優デビューもはたしました。活動をはじめてからまだ2年半ながら、その活動のフィールドをどんどん拡大中の大野りりあなさん(8歳)。学校、仕事と12の習い事と併行して、さらに資格取得にも意欲的。時間をみつけてはさまざまな検定試験に挑戦しています。そのバイタリティはいったいどこから? 大人も参考にしたい、りりあなさんの思いを聞きました。

MENU 泳力検定や英検、手話検定…。来週はユニバーサルマナーの検定に挑戦します 「次は、この人の気持ちになってみよう」と、同じ本を何度も読みます 将来は、世界の人の思いや夢を表現できる人になりたい

泳力検定や英検、手話検定…。来週はユニバーサルマナーの検定に挑戦します

――12の習い事をしながら、資格取得にも挑戦していてすごい!

 習い事は、スイミングとそろばん、ピアノ、ギター、歌、演技、ダンス(ヒップホップ、ベリーダンス、ジャズダンス)、チア、バレエ、そして手話を習っています。スイミングは選手・研修コースなので、ほぼ毎日プールに通ってます。でも、点字も習いたいと思っているので、ちょっと考えないといけないかも(笑)。

 資格は、泳力検定2級、英検準2級、手話検定3級、珠算検定3級、ヒップホップ4級、ユニバーサルマナー検定2級を取得しました。今はユニバーサルマナー検定の1級を勉強中です。その次は「国旗検定」を受けたい! いろんな国の名前を覚えたいです。そうだ、簿記も受けてみたいです! 

――学校がある平日、どうやって時間のやりくりをしていますか?

 たとえば火曜日は、学校から家に帰らず、そのままそろばんに行って、それから一度帰って準備をしてプールに行きます。そんなふうに、一日に習い事をふたつ、ときには3つかけ持ちすることもあります。家に帰るのはだいたい夜の8時くらい。

――たくさんやることがあって、忙しいですね!

 習い事は全部、自分が「やりたい」と思ってお母さんやお父さんにお願いしてやっていること。だから、どれもすごく楽しいんです。そして、習っていることは「これができるから、これもできる」という感じで、全部今の自分に役立っています。 

 でも、スイミングで前の人に追いつけなかったり、お仕事のオーディションに落ちたりしたときは、本当に悔しくて泣いちゃうこともあるかな(笑)。友だちが遊びに行くときに習い事があるとちょっとさびしいけど、その分、習い事がお休みの祝日に遊んでます。

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三宅智佳
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