マンガは私が描かないと進まないけれど、子どもたち自身の物語は、多少放っておいても進むようになってきました。もう少ししたら、私は彼らの物語を完全に手放すことになるんだなぁ、と感じ始めています。
そのとき私はきっと、真空の中にぽかんと放り出されるような気持ちになると思うんです。「私のしたいことって何だっけ?」「私ってどんな人間だったっけ?」って。
真空で迷子にならないように、私は「私の物語」を生きる自覚を取り戻さなくちゃいけないと思っています。そのための準備を、少しずつしていきたいと思っています。
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(構成/神 素子)
MA・MA・Match (アフタヌーンKC)
末次 由紀


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