“瞑想”に助けられた
とるくあは、きっと今すごくしんどい状況だよね。たくさん考えているからこそなのかもしれないけど、中学3年生の時点で「時間が有限である」ことをわかっているのがすごい。よしおは10代のころなんて、「時間は無限にある」って思っていたからね(苦笑)。「時間は有限」ということに気づいている時点で、自己実現へは近づいていると思う。有限だからこそ、何をすべきか考えられると思うからね。
ただ、とるくあの今の状況は荷物が多くて、重すぎる状態なんだろうな……やるべきことを空っぽにするのはなかなか難しいと思う。だけど、一時的に気持ちの面でゼロにすることはできるかも。
よしおは芸人になりたてのころ、「いろんなことをやって、吸収しなきゃ!」と焦っていた時期があった。当時はテレビを同時に3台つけて、情報収集をしていたよ。まあ、結局頭に入ってこなかったんだけど……。そうして自分で自分の首を絞めてしまい苦しくなっていたときに助けられたのが、“瞑想”なんだ。
頭を空っぽにするのもなかなか難しいんだけど、10分だけでも瞑想にチャレンジしたことで、いっぱいいっぱいな気持ちが一時的にほぐされていたよ。ちょっとした技として、頭の片隅に置いておいてほしいな。
まずは、自分のやるべきことを整理してみてほしい。そのなかで、やるべきことを絞ってもいいし、いったん置いておいてもいいと思う。とるくあに合う時間の作り方が見つかるといいな。
……って、僕は思うんだけど、君はどう思うかな?
(構成/濱田ももこ)
小島よしおのボクといっしょに考えよう
小島 よしお
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