料理が苦手、時間がない、めんどくさい……。“やる気1%”の人でも、できるだけハードルを低くして「誰でもかんたんにつくれる」をモットーに、SNSを中心にレシピを発信し続ける、まるみキッチンさん。自身のレシピ本が2年連続で「料理レシピ本大賞」を受賞するなど、今大注目の料理家です。3女のパパでもあるまるみキッチンさんに、子育て家庭の料理をラクにするヒントを教えていただきました。※前編<料理を始めたのはわずか4年前 レシピ本「やる気1%ごはん」が話題の“まるみキッチン”の素顔とは>から続く

MENU 子どもの好き嫌いを克服する方法は? 子どものころ、母と一緒に包んだ餃子はとてもおいしかった

子どもの好き嫌いを克服する方法は?

――まるみキッチンさんの娘さんたちは、好き嫌いはありませんか?

 僕の娘は、上が4歳、下は1歳の双子です。長女は目立った好き嫌いはありませんが、最近、下の子たちに好き嫌いが見え始めています。ですから、これからどうなるか観察している状態です。

 基本的に、子どもたちのごはんは妻が作ってくれます。僕が作るごはんは、どうしてもこってりした「背徳メニュー」が多くなってしまうので……(笑)。そういえば、最近、炊飯器をもう一台購入しました。炊飯とは別に、こちらは調理用です。炊飯器調理は野菜もおいしく煮込めるし、鶏のむね肉などもホロホロにやわらかくなるので、かなりおすすめです。離乳食メニューもかんたんに作れますよ(炊飯器を使ったレシピは記事の最後にあります)。

――子どもの好き嫌いに悩む親御さんに、アドバイスをお願いします。

 子どもの好き嫌いは、「食感」も原因になることがあります。味は調味料でごまかすこともできますが、食感はそうはいきません。そんなときは、苦手な食材は電子レンジや炊飯器でくたくたにしてから、味つけしてみるのも一つの手ですよ。

 たまに、僕が家族の食事を作るときは、自分がその時に食べたいものを作っています。僕のレシピは、子どもにも好かれやすい味つけが多いので、子どもたちも比較的喜んで食べてくれます。

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三宅智佳
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