2024年5月に次女を出産し、4児の母となった女優・タレントの加藤夏希さん。「自分に4人も子どもがいることを、今でも不思議に感じることがある」という加藤さんですが、8歳の長女、5歳と3歳の息子、0歳の次女との日々について語る言葉からは、自然体で育児に取り組む母としての余裕が感じられます。4回目の育児についての思いや、加藤さんが実践しているというユニークな教育方法について聞きました。※後編<4児の母・加藤夏希が悩んだ産後の“落ち込み” 「出産を経験し、疎遠に感じていた父の気持ちがわかった」>を読む

MENU 昔は子どもが苦手だった しっかり者の娘とマイペースな息子たち 子どもを瞬時に変える「コール&レスポンス」 「失敗したら叱られる」と思わないでほしい

昔は子どもが苦手だった

――5月に4人目のお子さんを出産されました。お子さんが4人になり、いかがですか?

 正直、自分が4人の子どもを持つことになるなんて、1ミリも想像していませんでした。そもそも私はずっと「子どもは産まない」と思っていましたし、母にもそう宣言していたんです。母が保育士をしていて、小学校高学年から中学生のころ、夏休みの職業体験のような感じでお手伝いに行っていたんですが、いつも全力でこちらに向かってくる子どもたちに圧倒されて「私、子ども苦手かも」って思っていました。でも、結婚するころには、気持ちが変わっていたんですよね。

――そうなんですね。4人目を考えたきっかけは?

 結婚前に夫と「子どもは3人くらいほしいね」という話はしていたので、3人目までは予定通りでしたが、3人目が産まれたら、もう1人ほしいね、ということになって(笑)。ベビー用品も、3人目の新生児期が終わったときに、すべて処分してしまっていたので、「沐浴のときに温度計って必要?」「爪切りって、どんなの使うんだっけ?」って、3年前の記憶をたどりながら、ベビーカーもバウンサーも全部買い直しました。仲良くさせてもらっている市井紗耶香さんが4人のお子さんのママで、よく「3人も4人も変わらないよ」と聞いてはいたものの「私には無理だな」と思っていたので、自分でもびっくりです(笑)。

「子どもは3人」と話していたという加藤さん。第4子が生まれる前(提供)
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木下昌子
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