子どもが成長して小さい頃よりは手がかからなくなったのに、夫婦の会話がどんどん業務連絡化してしまうのはなぜなのでしょう。3人男子の母でコミックエッセイストのtomekkoさんも、子どもの生活を効率よく回すための確認や連絡で精いっぱい。本当はじっくりと子どものことを相談したいけれど、働き盛りで超多忙の「小学生の親世代」にとって時間もなければ余裕もなく、会話も必要最低限になりがちです。子どもの悩みが複雑化する時期だからこそ心がけたい、夫婦のコミュニケーションのありかたとは?
子どもがそれなりに大きくなってきた皆さん、夫婦間のコミュニケーションってどうですか? 大人だけだとどんな会話になりますか?
わが家、今年で結婚16年目。3人の子どもたちも上は中学生、下も年長。生活の中の細かいお世話もだんだんと減ってきて、昔のように今日はこんなことしゃべったよ、トイレでおしっこできたよ、なんて日ごと成長の喜びを共有することも減ってきて。
一方相談したい内容は子どもの年齢を追うごとに複雑化してきて、時間もかかるし仕事で疲れたところに腰を据えて向き合うのは覚悟が要ります。
平日は仕事と週末の調整に追われ、週末は日中屋外で日差しを浴びてるだけで疲労感がドッと増すお年頃。帰宅すると我先にと倒れ込んで「ちょっとだけ昼寝させて……」と白目になってます。ぜんっぜんゆっくりおしゃべりなんてする体力も心の余裕もないんですわ。
そんなわけでうちは夫婦の会話、もっぱら「業務連絡」「報連相」。以上です!
今年はなんせ中学校と小学校・保育園にまたがっているため、行事もバラバラ、習い事も日々の予定もどんどん別行動が増えて毎週末がてんやわんやしてるうちにあっという間に過ぎていきます。夫は朝早く出勤し帰宅も深夜のため、平日は週末の予定を調整するだけで精一杯。
「今週末は長男のクラブチームが○○(遠方)に8時集合で、次男の少年野球の大会は午後からいつもの△△小学校、三男は午前にスイミングに行ってから野球(次男のチーム)に合流だね。ということは……」
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