サバイバルで印象に残るシーンは

――10月5日からアニメ「科学×冒険サバイバル!」(以下、サバイバル)のテレビ放送が始まり、主人公のジオ役を演じられています。印象に残っているシーンはありましたか?

 特に印象的だったのが、「AIのサバイバル」の回。AIって人間ではないけれど、ジオ君はAIに対しても心を通わせることを決してあきらめないんですね。でも私のほうでAIを相手にどうアプローチしていくのか、悩んでしまって。

 その結果、いっぱい脚色していくより、まっすぐな思いを伝えたほうがわかりやすいという結論に達して。最後は思うがままに演じさせていただきました。

――収録現場ではどのように役をつくっていかれるのですか?

 もちろん台本の中にはジオ君の思いが丁寧に書かれているのですが、プラスαの感情の部分をどうのせていくか、私なりに考えますね。

 また、サバイバルの現場は、監督さんやスタッフさんたちと「ここってどういう気持ちだと思いますか」と意見を交換したり、丁寧にコミュニケーションしながら役をつくっていけるんです。そこはめちゃくちゃありがたいです。

――サバイバルにはいろいろな知識が盛り込まれています。松田さん自身、気づきのあったシーンはありましたか?

「異常気象のサバイバル」で、ご飯を食べてのどに詰まらせちゃうシーンがあったのですが、解決策を提示してくれたので、素で「なるほど~」と思ったりして。日常ですぐ使える知識を教えてもらえてありがたいと思いました。

――それでは最後に、サバイバルへの意気込みを聞かせてください。

 サバイバルではテンション高くワーッとなるようなシーンが多いのですが、ジオ君のピンチに真剣に向き合う姿勢や冷静さはすごいなって思っていまして。その「人を惹きつけるプライド」を持った部分もしっかりと表現し続けていきたいです!

(取材・文 阿部桃子)

提供:東映アニメーション
異常気象のサバイバル1 (かがくるBOOK―科学漫画サバイバルシリーズ)

ゴムドリco.韓賢東

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