「わんだふるぷりきゅあ!」をはじめ、アニメ、ゲームの声優として活躍する松田颯水さん。劇場版「人体のサバイバル!」に引き続き、NHK Eテレで放送中のテレビアニメ「科学×冒険サバイバル!」のジオ役も担当されています。そんな松田さんに、声優になったきっかけやお仕事の醍醐味、「科学×冒険サバイバル!」の見どころについて伺いました。
【写真】松田さんのアザーカットはこちら(他、全3枚)大の特撮ファンから声優の道へ
――松田さんは子どものときから声優になりたいと思っていたんですか。
もともとは特撮のテレビ番組がすごく好きで、特撮の世界に入るのが夢でした。そして中学生のころ、特撮にはスーツアクターと声優という2種類の仕事があることを知りまして。当時スーツアクターのオーディション項目を見たら、身長155㎝以上が条件と書いてあったんです。私152cmしかないので、自分が目指すのは声優だ!と道が決まりました。
小学生のころから朗読や音読がすごく好きで、音読の授業のときにもクラスで浮くくらい真剣にハキハキと読んでいたんですね。そう考えると当時から、何かを読んで自分の声で誰かに伝えるということが好きだったのかもしれません。
――最初に声優になりたいと伝えたときの親御さんの反応はいかがでしたか。
母自身は歌が好きで、私には歌の道に進ませたかったみたいなんです。実際、子どものころから母にスパルタな歌の指導を受けていました。鼻歌でも音程を外したら怒られるみたいな(笑)。
そのせいか、初めは「あなたの声は普通の声だから、声優に向いてない」なんて言われたりもしましたけど。変わった声の人だけが声優になるわけじゃないですし、声優をやりながら歌も続けられる可能性があると伝えると、最終的には納得してくれました。
――そんななかで、松田さんを成長させてくれた作品は何だと思いますか?
最近だと「わんだふるぷりきゅあ!」ですね。このキュアニャミーさんの役を演じるまでは、元気で親しみやすい役柄を演じることが多かったのですが、キュアニャミーさんはしっとりと落ち着いていて、感情を表には出さないけど、心の内にたくさんの感情を秘めているタイプで。それをどう表現するかというあんばいを教えてもらった作品だと思います。
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