守れる・継続できる! ルールの定着3原則

――ルールを決めても、なかなか続かないのですが……。

 ルールとして成り立つものは、なんといっても子どもの気持ちに沿ったものであること。守れないルールを決めることはストレスそのもの。いちばん効果的でないものは「親が一方的に決めたもの」です。

 低学年なら親の多少のリードは必要ですが、それ以上の学年になると、子ども自身の気持ちやゲーム仲間との人間関係など子どもの事情も出てきます。その気持ちをくんであげましょう。

 また、年齢が上がると習慣は変えにくくなるもの。中高生になると、いよいよ難しくなります。子どもが自分でコントロールできるように、ぜひ今から実践しましょう。次に、守れる・継続できる「ルールの定着3原則」をまとめました。「ルールを決めたけれどうまくいかなかった」という人も、ぜひ見直して再トライ!

1.80%

そのルールが現状と離れすぎていないかを見極めてあげます。子どもが決めたルールを親が見て「100%完璧でなくても、80%くらいなら守れそう」なものから始めていくと、親子ともイライラしません。無理そうなものは声をかけて調整を。

2.バッファ

ある程度の容認もときにはOKとしましょう。時間が過ぎても「あと10分ある!」とごまかすこともあるでしょう。それをいちいち糾弾しているとお互い疲弊するし、夜中にこっそりゲームをやるようになってしまうことも。子どもの事情に耳を傾ける余裕もほしいところです。

3.「自分で決めた」感

そのルールは「自分で決めた」という感覚を持たせること。それがいちばん取り組みやすいものなのです。でも、子どもだけでは先の見通しが甘く、非現実的な計画を立てがちなので、家族で話し合い、最終的に子どもが「自分で決める」のがいいでしょう。

子どもの頑張りを、そっとサポートするテク

――ルールが決まったら、それを実践する子どもを応援するためにできることはありますか?

 子どもにわからないように、そして手軽にできるサポートを3つご紹介します。

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