発達に特性のある子との生活に、悩みや心配はつきもの。埼玉学園大学教授で公立小中学校の現場を見てきた藤枝静暁先生、臨床発達心理士の吉野加容子さんが読者の悩みに答えてくれました。子育て情報誌「AERA with Kids」から紹介します。

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思ったことをすぐ口に出す

親は制止したりせずに子どもの話の中身をよく聞いて

 親は子どもの「話し方」が気になりがちですが、「今はお友達が話しているでしょ」などと制止してもあまり効果がありません。まずは家庭で子どもが話す内容そのものに耳を傾けてみましょう。あまりにたくさん話しかけてくるので、スマホを手に聞き流したりしていませんか?

 ポイントは「それどういうこと?」「もっと教えて」など短い間に質問を挟んで「会話のキャッチボール」の練習をすることと、子ども自身に話した満足感を与えること。家庭で1対1の会話ができれば、学校で1対複数でもできるようになっていきます。(吉野さん)

他人の気持ちがわかるようになるのはこれから。モラルは教えてあげて

 相手が嫌な思いをするようであれば、注意しましょう。でも、思ったことを口に出してしまう、小2男子にはよくあることです(笑)。この年齢の発達段階でいえば、まだ相手の気持ちがわからない子もいます。表情が描かれたイラストを用いて、気持ちを読む練習方法もありますよ。

 ただ、「あの人太ってるね」などと容姿に反応して、相手の傷つくことを言ってしまうのは別。モラルは発達障害の有無に関係なく、親が教えたほうがいいですね。「人前で言ってはいけないんだな」と認識するようになります。(藤枝先生)

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AERA with Kids編集部
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