22日放送の「ネプリーグ」(フジテレビ・毎週月曜午後7時)は「東大チーム>VS<名門大チーム>のインテリ対決」だ。東大チームは林修に加え、石川和男、印度カリー子、岡部七子、村木風海が集結。対する名門大チームは、青木源太、小島よしお、高橋成美、ニューヨーク・屋敷裕政が参戦する。名門大チームのひとりで早稲田大学出身の小島よしおの過去の人気記事を振り返る。(「AERA dot.」2020年10月5日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)

写真/小黒冴夏(写真部)
写真/小黒冴夏(写真部)
大きな数の読み方を、歌に乗せ小島さんが考案した指の動きと一緒に教えてくれる。「小さいころに覚えたアニメの技を動きと一緒に今でも覚えています。そこにヒントを得て、つくってみました」(小島さん)
大きな数の読み方を、歌に乗せ小島さんが考案した指の動きと一緒に教えてくれる。「小さいころに覚えたアニメの技を動きと一緒に今でも覚えています。そこにヒントを得て、つくってみました」(小島さん)

*  *  *

 コロナ禍で開講した「おっぱっぴー小学校」(YouTube)が話題となった小島よしおさん。現在発売中の『AERA English特別号「英語に強くなる小学校選び2021」』では、小島さんが考える子どもの学習について話を聞いた。

 早稲田大学教育学部卒業というバックグラウンドを持ち、9年前から子ども向けライブを定期的に開催している小島よしおさん。新型コロナウイルス感染拡大の影響で小学校が休校になったことをきっかけにYouTubeで「おっぱっぴー小学校」と題し、子どもの学習を支援する動画を4月から公開している。

「“小学校5年生の壁”というものがあり、小学生は5年生で勉強につまずく子が多く、特に算数で苦手意識を持つということを知りました。それならまずは算数を楽しい授業にしてみよう、と始めました」

 授業の動画をアップするたびに「次は九九を教えて!」「時計の読み方が苦手です」など、コメント欄には視聴者からリクエストが届く。

「子どもは、インパクトのある見た目や、動きのあるものに夢中になります。角度の授業ではでっかい分度器を持ってみたり、イコールを学ぶ単元では頭にてんびんを乗せてみたり。飽きさせない授業づくりは子ども向けライブで学びました。言葉選びも、とにかく簡単な言葉にできないかを常に考えています」

 視聴者からの反応を想定して、話す間やスピードも意識する。楽しむだけでなく、参加しながら学習できるよう工夫している。

「今は算数を教えていますが、国語に社会に英語……やることはまだまだあるので、今後も続けていきたいです」

 英語について小島さんは、「なかなか向き合うことができなかった」と語る。しかし、34歳のときにアメリカ人と2年間一緒に暮らし、じっくり英語に向き合った。小島さんは、父親の経営する語学学校で副校長も務める。

「海外旅行を楽しみたい、という理由でずっと英語は勉強したいと思っていました。30代前半には英会話教室にも通ってみたんですが、全く身になっていませんでしたね。英語を話せるようになりたい、とずっと言いつつ手を尽くさずにいた自分に嫌気がさしていました」

次のページへ
著者 開く閉じる
濱田ももこ
濱田ももこ
1 2