外遊びで足りない光を補おう

――このほかに、朝やっておいたほうがいいことはありますか?

 適度な運動もセロトニンの分泌には大切です。そのため、朝の通学時はできるだけ子ども自身が自分の足で歩いて登校するといいですね。

 そして小学生なら、休み時間には外でたくさん遊ぶこと。外でからだを動かすことによって、同時に日光浴もできます。もしも朝、十分に太陽光を浴びることができなかったとしても、外遊びによって、足りない光を補うこともできます。

 まとめますと、毎朝、同じ時間に起きて、太陽の光を浴び、よくかんで朝食を食べる。日中は外で遊んでからだをよく動かす。小学校で、「早寝、早起き、朝ごはん」とよく言われますよね。あれは医学的な根拠がきちんとあるのです。当たり前にも思えるようなこうしたことこそが、子どもの睡眠を高める大切な秘訣です。

(取材・文/石川美香子)

子どもの良い眠りを誘う6つのポイント

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※【中編】 「休日の遅起き」での睡眠不足解消、子どもではNG! 睡眠の専門医に聞く「正しい睡眠のとり方」

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