「歌を歌っているときに邪魔をしてくる仲間がいる」と悩んでいるのは、小学3年生の女の子。数多くの子ども向けライブを開催し、昨年9月に子どものお悩み相談本『小島よしおのボクといっしょに考えよう』(朝日新聞出版)も出版した小島よしおさんが、さまざまな悩みや疑問に答えるAERA dot.の本連載。小学生のころはふざけてしまう側だったという小島さん。ふざけてしまう側の気持ちを考えながら解決策を提案してくれました。
【写真】面影が…小学生時代のマジメな小島さん* * *
【よしおの答え】
あおピーヤ、まずは本を読んでくれてありがとう! 本を読んで相談を送ってくれるなんてすごくうれしいな。あおちゃんは歌を歌う係ですごく練習を頑張っているんだね。えらい!
歌っている途中に邪魔をしてくる子に何度も注意をしているっていうけど、それでも関係性が壊れていないのがすごいなあ、って思ったよ。きっとあおちゃんは優しいんだろうね。だからその子も甘えて何度もふざけちゃうのかも。
よしおが小学生のころは、どちらかというと邪魔をしちゃう側だったな。周りの芸人仲間とも話したけど、邪魔しちゃう側だった人が多かった。芸人あるあるかもね。あおちゃんは「えっ」って思うかもしれないけど、ふざけたり、人の邪魔をしたりしているときってとにかくテンションが上がっているから、周りが見えないんだよね。
自分にスポットライトが当たっているというか。舞台に立つときってスポットライトを浴びた経験があるんだけど、スポットライトが当たっていると客席は暗くてお客さんの顔が見えないんだ。ふざけているときも、その状態に近いような気がする。周りの嫌がっている顔とかが見えなくなっちゃうんだよね。
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