■人間関係にも応用できる苦手との向き合い方
もちろん、無理して食べることはないよ。苦手なものが多くて時間がかかっちゃうと、その時間の分だけ心が苦しくなってしまうし、その野菜のこともどんどん苦手になっちゃいそうだもんね。一気にたくさんの野菜を克服しようとしなくてもいいから、「今年はこれ!」って思うものにチャレンジできるようになったら、心もわくわくしてくるかも。
苦手なものがなくなるってとっても楽しいんだ。これは野菜に限らず、いろんなことに言えると思う。一度苦手なものにじっくり向き合えば、友だち関係で悩んだときや、苦手な科目にぶち当たったときにも、その克服方法が応用できるかもしれないね。年にひとつでもいいからゆうまくんが苦手な食べ物を克服して食べられるようになればよしおはうれしいな。
……って、僕は思うんだけど、君はどう思うかな?
(構成/濱田ももこ)
●小島よしお(こじま・よしお)/1980年、沖縄生まれ千葉育ちのお笑い芸人。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。「そんなの関係ねぇ!」でブレーク。2020年4月からYouTubeチャンネル「小島よしおのおっぱっぴー小学校」で子どもの学習を支援する動画を公開。キッズコーディネーショントレーナーの資格を持ち、子ども向けのイベントを多数開催している。
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