Q.群れで動く動物と動かない動物がいるのはなぜ?
A.それは効率です。群れでいたほうが効率よく生き残れるか、単独でいた方が効率よく生き残れるかで決まります。群れでいたり単独でいたりするライオンとかオオカミは、効率の良いほうをさがしているのでしょうね。
Q.ペンギンはどうして泳げるのですか?
A.たいていの動物は練習しなくても泳げます。それは、水に入ったときに鼻の穴が水から出て呼吸できる位置にあるからです。人間が泳げないのは鼻の穴の位置が四足動物や鳥とは違う位置にあるから、練習しないと泳げないのです。ゴリラなどの類人猿も泳げないとされるのは、やはり鼻の穴の位置のせいでしょう。
■環境編
Q.地球温暖化が進んでいる現代、自然よりも動物園のほうが安心安全に動物たちも暮らせますか? それとも、自然の中で強くなっていきますか? 僕たちにできることを考えたいです!
A.動物園は自然状態でないので動物らしくは暮らせません。人間が飼うとみんな家畜みたいになってしまうのです。私たちにできることは、少しでも動物だけでなく植物も守る自然保護区を多くつくることでしょう。
Q.時代の変化とともに、もっとも変化した動物はなんですか?
A.野生動物の種類というのは変わらないのが基本です。人間社会は変わりますが、動物は変えられないので絶滅するんですね。動物のなかでも、家畜動物は変わります。人間が、目的に合わせて変えるからです。たとえば猟犬だったものがペットになったり……というものです。
Q.地球温暖化などの環境破壊で絶滅しそうな動物がいますが、今、自分たちでできることはなんですか?
A.少しでも環境を壊したり汚したりしないという気持ちが大切だと思います。物を大切にして、リサイクルするという気持ちも大切ですね。学校ではSDGs(持続可能な開発目標)のことを学んでいると思いますが、これをよく理解することが大切でしょう。
Q.絶滅危惧種の保護方法について、どんなものがあるのですか?
A.捕まえない、売り買いしない、生息地を守る――などですが、あと10匹くらいになってしまうと、全部を捕獲して動物園などで増やし、後にまた野生に戻すということもやっています。
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