<市町村で違う水道料金>


 水道事業の経営は地域差が大きく、その差は水道料金にあらわれる。地下水や湧き水が豊富で水が安く手に入る地域もあれば、面積が広く人口の少ない地域では一人あたりの負担が大きく、料金も高くなりがちだ。

●水道料金が高い地域ベスト3
1位 北海道夕張市 6841円
2位 北海道由仁町 6379円
3位 北海道羅臼町 6360円

●水道料金が安い地域ベスト3
1位 兵庫県赤穂市 853円
2位 山梨県富士河口湖町 985円
3位 静岡県長泉町 1120円
※資料 日本水道協会
※2017年4月現在。家庭で月20トン使ったときの料金

【キーワード:水道事業の民営化】
改正水道法で、市町村が水道設備の所有権を持ち、水を届ける最終責任を負ったまま、運営権を企業に売り渡すことが可能になる。運営権を買った企業は水道料金を受け取り、管の交換や給水の業務を担う。すべてを企業に売り渡す完全民営化より、災害時などに自治体が責任をもって対応でき、住民の納得が得やすいとされる。

※月刊ジュニアエラ 2019年3月号より

ジュニアエラ 2019年 03 月号 [雑誌]

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AERA編集部
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