(3)ストレッチやマッサージ、ウォーキングなどをする
右半身を下にして寝かせ、とけいまわりに5~10分、優しくおなかをマッサージ。体の外から腸の動きをサポートします。また仰向けの姿勢から両ひざを胸に引き付けて、ゆっくり5回深呼吸をし、手足を広げてリラックス。腸にほどよい刺激が入ります。
(4)夕食から寝るまでの時間をなるべく空ける
夕食後すぐに寝ると、腸をコントロールする自律神経のバランスが乱れ、翌朝に蠕動運動が起こりにくくなってしまいます。また、胃の中に食べものが残っていると、消化管をきれいにするホルモンが十分に働かず腸の動きを悪くします。できれば3時間は空けたいところですが、できる範囲でOK。
(5)毎日湯船につかる
体温が低くなると、腸管の動きも低下します。湯船に入ってしっかり温まりましょう。血行がよくなり、自律神経のバランスも整います。お湯は38度のぬるめがおススメ。リラックスして、腸を動かす副交感神経の働きが増します。
(6)排便のあった日を記録する
便秘改善の第1歩は、便通を正しく把握すること。親子で排便の記録をつけましょう。食事の内容と便の状態、排便時の様子なども記入。便の状態は子どもに尋ねて。一緒に記録することが、排便と健康に関心を持つきっかけになります。
6つとも完璧にこなそうと思わなくても、半分だけでもOKです。親子で取り組んで快適なお通じを心がけましょう。
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