<水星の謎、解明へ出発>
水星を調べる日本の探査機「みお」が、南米・仏領ギアナのギアナ宇宙センターから打ち上げられ、成功した。欧州の探査機「MPO」と一緒に約7年かけて約90億キロメートルを飛行し、謎が多い水星を探査する。
<米、中距離核戦力(INF)全廃条約破棄へ>
トランプ米大統領は訪問先の米ネバダ州で冷戦時代に米国と旧ソ連が核軍縮を念頭に結んだ中距離核戦力(INF)全廃条約を破棄する方針を記者団に対し、表明した。トランプ氏はロシアの条約違反を主張。今後、軍拡競争が加速する恐れがある。
■23日(火)
<安田純平さん解放>
内戦下のシリアに2015年6月に入国した後、行方不明になり、過激派組織に拘束されたフリージャーナリストの安田純平さんが解放された。情報がこの日、カタールから寄せられた。安田さんは25日に帰国。
■24日(水)
<ナマハゲ、無形文化遺産へ>
文化庁は、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に推薦している「男鹿のナマハゲ」(秋田県)など「来訪神仮面・仮装の神々」について、事前審査をしていた評価機関が「登録」を勧告したと発表した。
■25日(木)
<いじめ把握、低学年化>
全国の小中高校などで2017年度に41万4378件のいじめが把握され、前年度から約9万件増えて過去最多となったことが文部科学省の調査でわかった。特に小学校低学年で増加しており、早期対応を学校に求めていることなどが影響しているとみられる。
■26日(金)
<日中、経済協力で改善強調 対中ODAは終了>
中国訪問中の安倍晋三首相は、北京で習近平国家主席と会談した。両政府は第三国でのインフラ整備など新しい経済協力を打ち出すことで関係改善をアピール。習氏の国家主席として初めての訪日を来年実現させる方向となった。一方、日本が40年間続けてきた中国への途上国援助(ODA)は、今年度を最後に終了することが決まった。