桑田佳祐「SMILE~晴れ渡る空のように~」はいま、未来を信じる"約束の歌"となった

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2021/07/16 15:00

桑田佳祐
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 7月12日、桑田佳祐(65)が「SMILE~晴れ渡る空のように~」(以下、「SMILE」)を配信リリースした。桑田のファンの中には「ようやく」という思いで、いまこの曲を聴いている向きも少なくないはずだ。

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 今回のリリースまでに「SMILE」は数奇な運命を辿ってきた。そもそもこの曲は在京民放キー局5系列による共同企画「一緒にやろう2020」応援ソングのオファーを受けた桑田が半年掛かりで制作した渾身のナンバーだった。「一緒にやろう2020」はオリンピックに向けて日本を盛り上げようという趣旨から、積極的なゴミ拾いによる街の美化などを通し、互いが敬意を払い合える社会の実現を謳った企画だった。

 しかしコロナ禍を受けてオリンピックは延期に。おそらく昨年のオリンピック開催予定時期の前後に何らかの形でリリースされるはずだったと思われる「SMILE」も、先頃ようやく正式な音源リリースを迎えたのだった。

■コロナ禍だからこそ響く歌詞

 コロナ禍を経たいま、この曲の歌詞の意味合いが新たな形で解釈され、多くの音楽ファンのみならず、アスリート、医療従事者などからラジオやSNSを通じて「元気をもらえる」といった評価の声が寄せられているという。昨年5月には陸上選手の桐生祥秀ら22人がこの曲をバックに「明るい未来を」と呼びかける動画が公開されている。

 たしかに「SMILE」の歌詞には、<情熱を消さないで 歩みを止めないで>、<悪戯な運命(さだめ)にも心折れないで>、<命の限りに 幸せに 敬(うやま)いし友と 闘え>など、結果としてこのコロナ禍だからこそ、心に強く訴えてくるようなフレーズが幾つも見られる。

 オリンピックと桑田の距離感の起点は、14年リリースのサザンオールスターズ「東京VICTORY」の歌詞に確認することができる。<時が止まったままの あの日の My home town>というフレーズは東日本大震災後の被災地だ。桑田の中には当時から東京オリンピックはあくまでも"東北復興五輪"であり、それを忘れてはならないという強い思いがあった。

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初出時以上の意味合いを帯びる

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