「友人との飲みは続ける」度重なる宣言に「ばからしく」なる人々 一方で「社会はますます息苦しくなってる」との指摘も (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「友人との飲みは続ける」度重なる宣言に「ばからしく」なる人々 一方で「社会はますます息苦しくなってる」との指摘も

藤井直樹,羽根田真智AERA#新型コロナウイルス
3度目の緊急事態宣言が出た4月25日の東京・渋谷駅前(c)朝日新聞社

3度目の緊急事態宣言が出た4月25日の東京・渋谷駅前(c)朝日新聞社

 政府は4月23日、東京など4都府県に緊急事態宣言を発令することを決めた。期間は25日~5月11日。ただ、人流を抑えられるか疑問の声も上がる。AERA 2021年5月3日-5月10日合併号の記事を紹介する。

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 新型コロナウイルスの感染者が急増し、第4波が本格化している。

 大阪府の吉村洋文知事(45)は4月20日の会見で「感染状況は極めて厳しい。感染を抑えられる状況になっていない」と述べ、緊急事態宣言の発令を政府に要請した。21日にも感染者の増加に歯止めがかからない東京都、京都府、兵庫県から要請を受けた政府は、4都府県への宣言の発令を23日に決定。前回の全面解除からわずか1カ月あまりで3度目の緊急事態に突入するという深刻な状況だ。

 そんな中、昨年春の第1波からすでに1年以上が経ち、不要不急の外出を控える生活様式に限界が見え始めている。システム会社「アグープ」が全国の主要繁華街を対象に平日夜の人出をデータ解析したところ、4月5日に「まん延防止等重点措置」が適用された大阪(大阪駅)では、最初の10日間のうち初日の人出を下回ったのは3日間のみで、重点措置による人出の抑止効果は低いことがわかった。同月12日から午後8時までの時短要請が始まった東京(新宿駅)でも効果は薄く、5日目の人出は初日の2割増しだった。

■友人とは飲み続ける

 政府や自治体が外出自粛を呼びかけているにもかかわらず、街から人が減らないのはなぜなのか。

 コロナ禍前は気の置けない友人とサシ飲みするのが常だった東京都在住の50代男性は、昨年9月頃から相手の反応を見つつ「誘い」を再開したという。

「しばらくは自粛していたんですが、最近は密にならない行きつけの店で月に3~4回ほど飲んでいます。緊急事態宣言が終わったと思ったらすぐにまた宣言が出るようでは、緊張感も続かないですよ。今後も友人とのサシ飲みは続けるつもりです」

 東京都在住の30代女性の趣味は、旅行と食べること。昨年のGo Toキャンペーンのときは毎週末のように旅行に出かけ、誘われるままに10人規模での会食も楽しんでいたが、今年1月に発令された2度目の緊急事態宣言のときに反省。その後は会食を控えていたのだが……。

「感染拡大が収まる気配が全くないので、それなら飲食店応援のためにも我慢せずに会食しようかなと考えているところです」


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