「内容が違法であるため閲覧できません」――政府がネット情報を大量に削除した後の状態(インターネットから)
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新型コロナウイルス肉団子――これも武漢市民による苦境におけるユーモア(インターネットから)
新型コロナウイルス肉団子――これも武漢市民による苦境におけるユーモア(インターネットから)

 新型コロナウイルスによる肺炎が流行した武漢で、作家の方方氏が発表し続けた日記が世界の注目を集めた。温和で、中国共産党の権威に挑むものではまったくなかったが、流行を食い止められなかったことについて責任を追及する考えを示しただけで、中国国内で2カ月にわたり数千万のネットユーザーの袋叩きに遭い、脅迫を受けた。この「私はウイルス――武漢ロックダウン日記」は、方方氏と同じく武漢で暮らす一般市民の男性「阿坡(APO)」が、中国共産党を批判する反省の書として記したものだ。「一人の健全な精神を持つ中国人」として、世界に向けてお詫びの気持ちを示したいという。ロックダウン15日目に「目覚め」が訪れた。

【写真】武漢市民のユーモアあふれる”新型コロナウイルス肉団子”はこちら

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■2020年2月2日 我が身のコロナ陰性が分かり反省する(5)

 免疫力こそが新型コロナウイルスの唯一の薬であると多くの報道が繰り返し強調していた。私たちはまさに今、まがうことない災難に直面しているが、それは天災ではない。正真正銘の人災である。

 もしもウイルス発見初期に、つまりロックダウン1カ月強前の12月初旬に政府がオープンで透明性の高い報道、警戒情報を出していれば、武漢の感染者数はけた外れに少なかったに違いない。武漢から流出した例の「500万人」の中にいた感染者を事前に病院に収容することもできただろうし、無症状で出発した者にも警戒情報を発し、ルールを決めて管理し、マスクを着用させていれば新型ウイルス流行の全国への蔓延を防ぎ、世界各国の発生率も大幅に低下させることができていただろう。

■彼らの「うそ」を知っている

 すでに新型肺炎で命を落とした人も、治療の甲斐なくじきにあの世に召されるだろう人も、本来は今ごろ家族、孫子とともに和気藹々と旧正月を楽しんでいたはずだ。それが突然、訳も分からず明暗分かれてしまった。死者や患者の家族が今この時どんな経験をしているのか想像できるだろうか? 他人のことを我が事同然に受け止めるなどという表現は、今や吐き気を催させる。こんな人間の惨劇を、誰が我がこと同然に受け止めることができようか!

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ネット上では助けを求める声