【富岳】


通信機器メーカーの富士通と国立研究開発法人理化学研究所が、「京」に続いて共同で開発したスーパーコンピューター。国費約1100億円をかけて2014年から開発し、20年6月、計算速度など4部門で世界一に認定。性能はスマートフォン2千万台分に匹敵するという。設置場所は以前の「京」と同じく神戸市・ポートアイランドの理化学研究所計算科学研究センター。

【新型コロナ対策にも役立つ！】
「富岳」により、せきの飛沫などを仕切り板が防ぐ効果のシミュレーションが行われた。仕切り版右側の人がせきをしたとき、仕切り板の高さが120センチメートルだと板を越えて広がり、140センチメートルだとほぼ越えないという計算結果になった。

（サイエンスライター・上浪春海）

※月刊ジュニアエラ　2020年9月号より

ジュニアエラ 2020年 09 月号 [雑誌]

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上浪春海
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