芦田愛菜首相、愛子天皇のいる未来とは? 小説が描いた日本の悲観と楽観 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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芦田愛菜首相、愛子天皇のいる未来とは? 小説が描いた日本の悲観と楽観

矢部万紀子AERA#皇室
JR長野駅に到着した皇太子ご一家(当時)。愛子さまはオフホワイトのケープ姿/2019年3月25日 (c)朝日新聞社

JR長野駅に到着した皇太子ご一家(当時)。愛子さまはオフホワイトのケープ姿/2019年3月25日 (c)朝日新聞社

 最近、この小説の描く悲観と楽観をより深く理解するに至った。きっかけは、新型コロナウイルスの拡大だ。不安材料ばかりが増え、安倍首相の会見を見てもちっとも安心できない。だから悲観はリアルさを増しているのだが、楽観こそがより実感できた。

 前提にあるのが、今のままではダメだという思いだ。「AAゴールデンエイジ」が提示した解が、芦田愛菜さんと愛子さまという「女子」だった。ジェンダーギャップ指数が世界121位の日本、男子ではもうダメなのだ、と。

 もう一歩、考えを進めると、メインストリームにいる人に託しても、もうどうにもならないということではないだろうか。劇的な変化は、メインストリームの外からしか起こらない。昨今の政治を見ていると、しみじみそう思う。だが、現実が重すぎて、政治にも経済にも解が見つからない。

 その点、皇室はどうだろう。愛子さまがいるではないか。男系男子の皇室で、メインストリームの外にいる女性皇族。だからこそ愛子さまが天皇になれば劇的で、すごい効果が得られるに違いない。そう思うと、心が明るくなる。

 ああ、これが「AAゴールデンエイジ」の楽観なのだ。そう実感させてくれた、重苦しい20年度の幕開け。「立皇嗣の礼」の後、安倍政権は本当に何の議論もしないのだろうか。(コラムニスト・矢部万紀子)

AERA 2020年4月13日号より抜粋


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