赤ちゃんのおやつは4回目の食事 市販菓子をあげていいか迷ったときの判断基準とは? (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

赤ちゃんのおやつは4回目の食事 市販菓子をあげていいか迷ったときの判断基準とは?

連載「現役保育士が指南! 赤ちゃんはやわじゃない」

赤ちゃんにとっておやつは楽しい時間だが、食事を妨げてはいけない(写真/gettyimages)

赤ちゃんにとっておやつは楽しい時間だが、食事を妨げてはいけない(写真/gettyimages)

 食事の代わりのおやつですが、次の食事にひびいてしまってはいけません。なので、赤ちゃんが欲しがるといってどんどん与えるのはNG。量は親が決めましょう。

 カロリーで見てみると、1日のおやつは男の子が140キロカロリー、女の子が135キロカロリーです。代表的なおやつになる食材のカロリーは以下です。

・具なしおにぎり(50g)84キロカロリー
・バナナ(1本)72キロカロリー
・さつまいも(1/5本)63キロカロリー
・じゃがいも(1個)68キロカロリー
・うどん(50g)52キロカロリー
・かぼちゃ(30g)27キロカロリー
・みかん(1個)35キロカロリー
・りんご(1/2個)50キロカロリー
・牛乳(100ml)67キロカロリー

 1日2回おやつを食べるなら、1回目おにぎり(50g)。2回目バナナ(半分)くらいが目安になります。

 先日、主催している離乳食教室で1歳になったばかりの赤ちゃんを持つお母さんからこんな質問がありました。

「3食のご飯を食べるのが精いっぱいで。おやつを食べる時間がありません。食べなくてもいいものですか?」

 3食と数回の授乳で、赤ちゃんが満足しているとのこと。おやつを食べると食事の量が少なくなってしまうので、それならおやつはいらないのかな?と思ったようです。まだ1歳になりたてですし、3回の離乳食と授乳で赤ちゃんが満足し、赤ちゃんが元気で、体重、身長の増加もあるのなら、あえておやつを与えなくてもいいでしょう。

 さらに、そのお母さんから話を聞いてみると生活リズムが「朝10時に起きて、朝ご飯を食べるのが10時半。昼は14時に食べて、お昼寝する。16時半頃に起きて18時には夕食で、その後はお風呂や寝る準備で22時頃に寝ます」とのこと。毎日リズムよく生活しているのですが「朝10時に起きる」では、おやつを食べる時間がないのは仕方がないと感じました。お母さんには「おやつの時間を作っていきたいのなら、30分~1時間、早く起きることから心がけてみては? 朝起きる時間が早くなると、おやつの時間も取れるようになるよ」と助言しました。

 私個人の意見としては、市販のおやつのルールについては、小学生になるまで決めていいと思います。わが家の場合、市販のおやつやジュースは家に常備していません。全く与えないのではなく、週末や外食するときだけ食べる(飲む)特別なものと位置付けています。これは、息子が高校生になってからも継続中。今は、おこづかいで自分の好きなものを外で食べていますので、あえて家に常備する必要はないと思っています。家では、市販のお菓子を用意するのではなく、いろいろな食材を使った3回の食事を用意することを重視しています。

 赤ちゃんにとっても楽しいおやつの時間。心だけでなく身体も喜ぶ内容のおやつを心がけながら与えてほしいなと思います。(文/中田馨)

※AERAオンライン限定記事


トップにもどる AERA記事一覧

中田馨

なかた・かおり/1978年生まれ。兵庫県の認可保育園、中田家庭保育所施設長。一般社団法人離乳食インストラクター協会代表理事。保育士目線の離乳食講座受講生は4年で2000人。自身も中3男子、小5女子の子育て中。

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい