草なぎ剛は「大天才」 演劇もバラエティーも境界線を超えて広がる2020年の地図 (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

草なぎ剛は「大天才」 演劇もバラエティーも境界線を超えて広がる2020年の地図

このエントリーをはてなブックマークに追加
AERA
俳優・草なぎ剛(撮影/伊ヶ崎忍)

俳優・草なぎ剛(撮影/伊ヶ崎忍)

 新年の幕開けとともに、主演の舞台が始まる。俳優、ミュージシャン、YouTuberとジャンルレスに活躍する草なぎ剛の地図には、何が描かれていくのか。

【写真】AERAの表紙を飾った草なぎ剛さんはこちら

*  *  *
 希代の劇作家つかこうへいをして「大天才」と言わしめた草なぎ剛(45)が、今月、新たな舞台に挑む。演目はドイツ演劇の名作「アルトゥロ・ウイの興隆」だ。

草なぎ剛(以下、草なぎ):お話をいただいたとき、実は台本を読む前から「やりたい」と思いました。演出家の白井晃さん(62)とは、一昨年も「バリーターク」という舞台を一緒にやらせていただいたんですけど、とにかく演出が斬新で、演じていて楽しかった。それでまた声をかけてくださったことがうれしくって、即決しましたね。

 この作品では、アドルフ・ヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程が、シカゴのギャング団の世界に置き換えられて描かれている。草なぎが演じるのは、ギャング団のボス、アルトゥロ・ウイだ。

草なぎ:演じていて感じたのは、ウイは自分を悪人だと思っていないというか、自分が正しいと信じる道を突き進んでいるだけなんですよ。それが逆に恐ろしい。自分の中にあるルールに固執することで、結果的に大きな悲劇を招いてしまうんです。

 一方で、役柄としては感情の浮き沈みが激しくて、役者冥利に尽きますね。もう、叫んで泣いて笑って、あの手この手で人をだましたり、たくらんだり(笑)。

 物語が進むにつれ、色濃くなっていくウイの狂気。舞台の随所で流れるファンクミュージックが、その異常性を不気味な明るさで際立たせている。

草なぎ:生バンドでやる音楽も見どころの一つですね。音に負けないように大声でセリフを話さないといけないから大変ですけど(笑)。でも、だんだんとセリフが音楽と重なり合ってきて、役の中に眠っている魂が呼び覚まされるような感じもするんですよ。それができたら、観客の皆さんにまた新しい感動を届けられるんじゃないかな。


トップにもどる AERA記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい