木村拓哉、蜷川実花との撮影で表現した「その瞬間にしか生まれない感情」 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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木村拓哉、蜷川実花との撮影で表現した「その瞬間にしか生まれない感情」

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林るみAERA
※写真はイメージ(gettyimages)

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 主演ドラマ「グランメゾン東京」も話題の国民的スター、木村拓哉さんがAERAに登場。AERA 2019年12月30日-2020年1月6日合併号から。

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 木村拓哉の表現者としての力を間近で感じるのは、雑誌の撮影現場においてだ。カメラを凝視する目には圧倒的な強さがあり、シャッターごとに、瞬時に表情を豊かに変えていく。

 20年ほど前、彼を撮影した写真のシートを初めて見て驚いた。すべてのコマの表情が違っていたのだ。今回、AERA表紙フォトグラファー・蜷川実花が撮影したのは130カットほど。またしても一つとして同じものはなく、どれも表情が決まっていた。

「いや、それは実花ちゃんがとらえるタイミングでしょ。俺の力じゃない」

 褒めると、即座にそう言い返すところがまたこの人らしい。

「いつも実花ちゃんとセッションをするときは対個人の関係になるので。でも、本気でその人と向き合った瞬間にしか生まれない感情というのはあります」

 求められているものをたちまちとらえ、全力で応えて返す。数え切れぬほど繰り返されてきた仕事であっても。四半世紀以上、彼が芸能界の第一線に立ち続けてきた理由がそこにある。

 2019年は主演映画「マスカレード・ホテル」が大ヒット。放送中の主演ドラマ「グランメゾン東京」も視聴者の支持を得、「国民的スター」の盤石さを改めて示した1年だった。

 2020年1月4、5日放送の新春ドラマ「教場」では、警察学校という閉鎖的な場を舞台に、適性のない者を容赦なくふるい落とす冷徹な教官を演じる。非情ぶりに注目が集まるが、「相手を感じる、思うという点では一切手を抜いていない人物」と言う。その点は、どうやら演じる本人の姿と通じるところがありそうだ。

 1月8日には自身初のソロアルバムもリリース、2月にはライブも行う。47歳。何に挑戦するのであれ、自分が見定めた方向へ全力で走るスタイルは変わらない。(文中敬称略)(朝日新聞記者・林るみ)

AERA 2019年12月30日-2020年1月6日合併号


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