ラッパー・Zeebra、インゲンに自分のアイデンティティを重ねてみると…

連載「多彩な野菜」

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インゲン/中南米原産とされ、日本へは江戸時代に中国の隠元禅師によって伝えられたことからこの名が付いたと言われている。抗酸化作用が期待されるβカロテンや疲労回復に効果的とされるアスパラギン酸などを豊富に含む。最近は筋を取り除かなくても食べられる品種も登場している(撮影/写真部・松永卓也)
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インゲン/中南米原産とされ、日本へは...

 ヒップホップ・アクティビストのZeebraさんが「AERA」で連載する「多彩な野菜」をお届けします。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続け、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ているZeebraさん。旬の野菜を切り口に、友人や家族との交流、音楽作りなど様々なエピソードを語ります。

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 インゲンってなんだかちょっとかわいいんです。ひょろっとしたフォルム。表面の微妙なテクスチャー感。ちょっとうねうねして、豆のポコポコした感じもあって。かみしめるとキュッキュッとして、中から豆が出てきちゃう。ね。かわいくないですか? 目立つのはサヤですが、あれは豆を守るためのクッション。やっぱり豆がないと成立しないんです。「最近Zeebraさんいろいろな所に出てくるけど、それってやっぱりラップがあるからだよね」みたいな。インゲンは豆があってこそ、Zeebraはラップがあってこそ、ってことですね。

 いろんな料理に顔を出しますが、中でも和食では「インゲンのおひたし」とか「インゲンのゴマ和え」とか、小さいながらも主役を張れる。洋食だとどうしても付け合わせの域を出ないですから、インゲンさんは日本に来てよかったんじゃないかな。ただ、飛行機の中でだけは会いたくありません。歯ごたえ命なのに、機内食のインゲンはふにゃふにゃでモソモソして。何しに来たんだよお前!って言いたくなります。

AERA 2019年9月9日号

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Zeebra(ジブラ)/東京を代表するヒップホップ・アクティビスト。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続ける行動力は他に類を見ない存在で、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ている。

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