何でも否定する上司には「殿様コント作戦」で対処を　しいたけ．さんがアドバイス

　AERAの連載「午後3時のしいたけ．相談室」では、話題の占師であり作家のしいたけ．さんが読者からの相談に回答。しいたけ．さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。

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Q：上司への対応に悩んでいます。途中経過を報告しないと怒るくせに、折々で報告すると「私に聞かないとできない？」。結果がダメではないのに、「〇〇さんではらちが明かない」と言って、途中で船頭を増やす。相談すると、返ってくるのはアドバイスではなく「評価」。本人は能力も意識も高いのですが、諦めるしかないのでしょうか。（女性／会社員／38歳／てんびん座）

A：これは、サイコパス的気質を持っている人のような気がします。僕の感触だと、危険度レベル8ぐらいまでいってる感じがしますね。共感能力が欠如していて、どういう尽くし方をしても評価してくれない。それが10回中10回だったら、自分の身を守る対応をしないといけないと思います。

　友達同士でも、何を言っても否定してくる人っていますよね。いいことを報告しても、「いや、いいんだけどさ……」って続く人。やられたほうは削られていきます。

　仕事の場合は、違う上司に相談するとか、こんなふうに対応されたっていう証拠を残しておいたほうがいい。サイコパス的な人って、何かあったときに全部他人のせいにして、成果だけ獲っていく。だから出世もするし、こういう人が社会の上の立場にいることは多いです。

　正面からぶつかっちゃいけない相手だけど、その人にしかない唯一無二のセンスを持っているとか、関係を断てない場合もありますよね。そういうときは心の中で「かわいそうに」って相手を哀れみながら、能力だけ使えばいい。この人が必要とされる局面もある、この人を必要としている人もいる、と自分の中でちゃんとすみ分けをしておくというか。そうしないと、パワーが強い人たちなので、こちらが乱されてしまいます。

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しいたけ.

しいたけ.／占い師、作家。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究しながら、占いを学問として勉強。「しいたけ. 公式サイト」では月刊占いやコラムを連載中。 https://shiitakeofficial.com/

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