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遺族は「元気出して」の励ましに傷つくことも……適切な対応は?

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深澤友紀AERA
下手な励ましは遺族を傷つける(AERA 2019年3月25日号より)

下手な励ましは遺族を傷つける(AERA 2019年3月25日号より)

 親の死に悲しみにくれる遺族に、励ましのつもりでかけた言葉が、内容によっては逆効果になる場合がある。

*  *  *
 埼玉医科大学国際医療センター精神腫瘍科教授で『遺族外来─大切な人を失っても』の著者の大西秀樹さんが、遺族に伝えていることがある。「周囲の言葉に傷つけられることがある」ということだ。

 大西さんと共に遺族外来を担当する、臨床心理士の石田真弓講師は、630人のがん患者遺族へ調査し、周囲の人からかけられた言葉で遺族がどれだけ傷ついているのかを論文にまとめた。最も多く経験されているのが、「時間が解決してくれる」という言葉。また、約6割の人が、故人ががんになる前の生活やがんの経過を質問され、44%が「がん家系なの?」と聞かれていた。石田さんは言う。

「大切な人を亡くして自責的な気持ちの人も多いのに、興味本位の質問は追い打ちをかけることにもなり、適した言葉がけではないのかもしれません」


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