「ランチョン効果」で人間関係深まる? 職場の飲み会に意外な効果 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「ランチョン効果」で人間関係深まる? 職場の飲み会に意外な効果

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川口穣AERA
※写真はイメージです

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 専門家によると、職場で行われる「飲み会」には様々な効果があるのだとか。飲みにケーションの実力を、改めて分析してみた。

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 飲みニケーションには「効き目」がある。それは多くの企業が社内バーを設置したり、飲み会に補助を出したりして推奨していることから推測できる。

 AERAネットのアンケートでも、「四角四面のガチガチと思っていた人が、飲み会でそうではないとわかってからどんどん意見を言えるようになった」(50代女性・旅行業)、「お互いの距離が縮まりお願いごとを言いやすくなった」(50代女性・製造業)など、飲み会によってコミュニケーションが深まり、仕事に好影響があったという意見が多く寄せられた。

 ならばそこには、科学的な「効く理由」があるはずだ。

「まず期待できるのは、“ランチョンテクニック”です」

 そう話すのは、社会心理学・脳科学・コミュニケーション論などに精通する明治大学法学部の堀田秀吾教授だ。堀田教授は、自著のタイトルにもなっている「飲みの席には這ってでも行け!」を座右の銘としているという。その心は、飲みの席が仕事の基本でもある「人」との関わりをつくる重要な場だということだ。

「“飲み会”よりも“食事会”という言い方を私は好みますが、どちらにせよ、普段とは違う感覚で付き合えますし、仕事以外の話ができるので、人間関係が滑らかになっていきます。その効果を説明するうえでまず挙げられるのが、ランチョンテクニックです」

 ランチョンテクニックは、料理の満足度によって、飲み会や食事会に参加したメンバー全体の満足度が高まること。ここでは「ランチョン効果」と呼ぼう。

「おいしいものを食べたりおいしいお酒を飲んだりすると、実際には食事がおいしいだけでも、私たちは会全体が楽しくて参加者と仲良くなれたと誤認します。お互いに相手を“いい人”だと感じるので、人間関係が深まります」

 だから、「おいしいお店」に行くことが重要になる。

「値段だけを優先して“飲み放題付き3千円!”のような格安店を選ぶのではなく、お酒も食事も楽しめるお店で飲むといいですね」


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