──優勝した結果については。

 今年はあまり自分の結果とか、周りの点数、結果を気にしていないです。僕は自分のやりたいことをやりたいので。今シーズンは特に気にしなくなりました。今シーズン中にフリーでノーミスの演技がしたいです。

──次のNHK杯(11月、広島)で成し遂げたいことは。

 もっと演技をしたいってことぐらいですかね。毎試合、ノーミスをしたいなと思うんですけど、それがなかなか難しい。せめて1ミス以内で全体的に「まあ、良かったかな」と思えるような演技をできたらなと思っています。

──昨季は手探りでプログラムを変えていった。今季は。

 まあ、あると思います、多分。SPのジャンプの順番を昨日から先生と相談してて。まだ決まっていないので具体的にと言われても特に言えることはないんですけど。

──フリーのジャンプ構成はしっくりきているか。

 サルコーをもうちょっと確率良く跳べるようになれば、すごく自信のあるプログラムに変わっていくんじゃないかなと思います。

──女子の山下真瑚選手(15)が2位に。同じ先生に指導を受ける同門だが、感じることは。

 頑張ってほしいなと思っています。真瑚ちゃんはまだまだ若いですし、まだまだこれから先があると思うので。しっかりいろんな経験をしてほしいなと思います。

(朝日新聞スポーツ部・大西史恭)

※AERA 2018年11月12日号