ジム・カヴィーゼル、「愛は悪を制覇できる」というテーマに惹かれた新作を語る (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ジム・カヴィーゼル、「愛は悪を制覇できる」というテーマに惹かれた新作を語る

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坂口さゆりAERA

Jim Caviezel/1968年9月、アメリカ・ワシントン州生まれ。91年、「マイ・プライベート・アイダホ」の端役で映画デビュー。「シン・レッド・ライン」(98年)、「オーロラの彼方へ」(2000年)ほか多くの映画に出演

Jim Caviezel/1968年9月、アメリカ・ワシントン州生まれ。91年、「マイ・プライベート・アイダホ」の端役で映画デビュー。「シン・レッド・ライン」(98年)、「オーロラの彼方へ」(2000年)ほか多くの映画に出演

「パウロ 愛と赦しの物」/「使徒の働き」の世界を映画化。「ルカやパウロのように愛を大切にして生きることが大事」とジム。監督・脚本はアンドリュー・ハイアット。11月3日から全国順次公開

「パウロ 愛と赦しの物」/「使徒の働き」の世界を映画化。「ルカやパウロのように愛を大切にして生きることが大事」とジム。監督・脚本はアンドリュー・ハイアット。11月3日から全国順次公開

「シン・レッド・ライン」/発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、価格1886円+税/DVD発売中

「シン・レッド・ライン」/発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、価格1886円+税/DVD発売中

 AERAで連載中の「いま観るシネマ」では、毎週、数多く公開されている映画の中から、いま観ておくべき作品の舞台裏を監督や演者に直接インタビューして紹介。「もう1本 おすすめDVD」では、あわせて観て欲しい1本をセレクトしています。

【映画「パウロ 愛と赦しの物」の場面写真と「もう1本 おすすめDVD」はこちら】

*  *  *
■いま観るシネマ
「今は、私たちの周りにはびこる悪がいつ襲いかかってくるかわからないような時代。それだけに、(出演作は)良質な台本であることに深い意味があります。この作品は、どんな暗闇であってもマッチひとつあれば光が差す。『愛は悪を制覇できる』というテーマに惹かれました」

 本誌の取材でそう力強く語ってくれたのは、イエス・キリストの受難を描いた「パッション」(2004年)で、イエスを演じたジム・カヴィーゼル。「パウロ 愛と赦しの物語」では、新約聖書「ルカによる福音書」と「使徒の働き」を執筆したとされる医者ルカを演じた。

 舞台はキリスト教徒の迫害が激しさを増すネロ皇帝時代のローマ。紀元67年に起こったローマの大火の首謀者として、キリストが神であることを各地で語り続けてきた使徒パウロが逮捕される。ルカは獄につながれたパウロに面会しながら、キリスト教徒を迫害していたパウロがキリスト教徒になった理由や、パウロが説く愛を筆記していく。

 悪に打ち勝てるのは善良な心だけ。犯した罪が深いほど与えられる恵みは豊か……。映画には「使徒の働き」の世界がリアルに広がる。ジムも「最も気をつけたことは聖書に対する『正確性』だった」と話す。

「この手の映画はただ泣かせるものや正確性を欠いたものが少なくない。本作のメッセージは真の愛であり、それが唯一。登場人物も正確さやリアルさを重視しています」

 敬虔なカトリック教徒として知られるジムだが、神様役に続いて聖書を記した忠実なキリスト者を演じるとは一体どんな気持ちだったのか。

「『シン・レッド・ライン』を撮った時にテレンス・マリック監督に言われたことがあります。野球のたとえですが、優秀なバッターはある投球を求めている、と。当時はその意味がよくわからなかったんですが、この映画に参加してわかりました。『この映画が自分が求めていることであり、恐れずに向かっていくべきものなんだ』と」


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