いよいよ「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に着陸! 太陽系や生命の起源にせまれるか? (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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いよいよ「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」に着陸! 太陽系や生命の起源にせまれるか?

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小惑星探査機 はやぶさ2/重さ約609キロ/<主な搭載機器>サンプリング機構、地球帰還カプセル、光学カメラ、レーザー測距計、科学観測機器(近赤外、中間赤外)、衝突装置、小型探査ロボット(JAXA提供)

小惑星探査機 はやぶさ2/重さ約609キロ/<主な搭載機器>サンプリング機構、地球帰還カプセル、光学カメラ、レーザー測距計、科学観測機器(近赤外、中間赤外)、衝突装置、小型探査ロボット(JAXA提供)

小惑星リュウグウ/はやぶさ2が赤道付近の20キロ上空から撮影。そろばんの玉のような形をしている。直径は約900メートルで、地球とは反対の向き(左回り)におよそ7時間半の周期で自転している(JAXA提供)「JAXAはやぶさ2プロジェクト」 http://www.hayabusa2.jaxa.jp/「ファン!ファン!JAXA!はやぶさ2特設サイト」 http://fanfun.jaxa.jp/countdown/hayabusa2/

小惑星リュウグウ/はやぶさ2が赤道付近の20キロ上空から撮影。そろばんの玉のような形をしている。直径は約900メートルで、地球とは反対の向き(左回り)におよそ7時間半の周期で自転している(JAXA提供)
「JAXAはやぶさ2プロジェクト」 http://www.hayabusa2.jaxa.jp/
「ファン!ファン!JAXA!はやぶさ2特設サイト」 http://fanfun.jaxa.jp/countdown/hayabusa2/

 C型を選んだのには、わけがある。リュウグウには、太陽系が生まれた当時の水や有機物が今も残されていると期待され、持ち帰った砂が、地球にある水はどこから来たのか、生命を形づくる有機物はどこでできたのか、といった謎を解く手がかりになる可能性があるんだ。

 太陽系の惑星や小惑星は、約46億年前に小さな天体が衝突・合体を繰り返してできたと考えられている。地球のような大きな惑星は、その過程で岩石がドロドロに溶け、太陽系ができた当時の物質が元の姿をとどめていない。これに対して小惑星は衝突・合体の回数が少なく、できた当時の物質が変化せずに残っていると考えられる。そのため、太陽系や生命の起源を知る上で、小惑星の研究は重要なものとなっている。

■9、10月の着陸に注目

 8月下旬は物質の分布や地形の調査を終えて、着陸地点を決めるころだ。着陸地点は、着陸時に発電のための太陽光を都合よく受けられる赤道付近の、でこぼこの少ない平らな場所が適している。有機物がありそうな場所を選ぶ必要もある。いい場所が見つかるといいね。9、10月に予定されている着陸が待ち遠しい。最新情報が気になる人は、インターネット「JAXAはやぶさ2プロジェクト」などのホームページをチェックしよう。

【小惑星ってどんな星?】
 太陽のまわりには地球や木星など八つの惑星とその衛星が回っている。惑星よりやや小さい準惑星という天体も五つある。これらのほかに、小惑星や彗星(太陽に近づくとガスなどを噴き出す)と呼ばれるたくさんの小さな天体が太陽のまわりを回っている。小惑星は最大でも直径が数百・で、多くは火星と木星の間にある「小惑星帯」に集まっている。これとは別に独自の軌道で太陽のまわりを回るものもあり、そのうち地球に近づく軌道をもつものを「地球接近小惑星」と呼ぶ。初代はやぶさが訪れたイトカワも、今回のリュウグウも、地球接近小惑星だ。

※月刊ジュニアエラ 2018年9月号より


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