「潜伏キリシタン関連遺産」は中学入試問題に必ず出る? 抑えておきたいポイント (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「潜伏キリシタン関連遺産」は中学入試問題に必ず出る? 抑えておきたいポイント

大浦天主堂は国宝にも指定されている(撮影/岸本絢)

大浦天主堂は国宝にも指定されている(撮影/岸本絢)

 また、大浦天主堂に併設されている「キリシタン博物館」に「背中に十字を背負う仏像」が展示されてありましたが、この仏像の写真を見せて、「なぜそのようなものが作られたのか考えなさい」という問題も出てくるかもしれません。「表面上は仏教徒と装いながら、隠れてキリスト教を信仰しようとしたため」などという答えは、大人ならなんとなく答えられそうでも、10歳前後の子どもにとっては難しい問題です。このように、単純な知識を問う問題でないものも、現在の中学受験の社会では多いです。

――家でできる対策はありますか?

 塾でも時事問題をまとめたプリントを作成すると思いますし、秋ごろから時事問題を特集した雑誌も出てくると思います。今回の世界文化遺産の新規登録のニュースは必ず入ってくると思いますので、何か一つでもしっかり目を通しておいた方がいいでしょう。「こんな問題が出そうだな」とあらかめ心の準備ができていれば、本番で変わった質問をされても慌てることが少なくなるでしょう。

――実際に、現地に行けたらいいですね。

 もちろんです。今回の『AERA with Kids』の「また・たび」連載では、4年生の男の子が参加してくれましたが、詳しい歴史はまだ理解できなくても、長崎の地とキリスト教が深く関係があること、その昔、26人の神父や信徒が長崎で処刑された歴史があり、訪れた大浦天主堂は、この殉教者26聖人に捧げられたものであることは理解できたようです。「26聖人の碑」を見たとき、処刑された殉教者の中に、自分と同じぐらいの10代の子どももいたことに驚いていました。こういった強烈に印象に残る経験は、現地に行ったからでしょうね。

 やはり、歴史や地理の理解は、「実際に行く」こと以上に深まるものはないと思っています。ポイントは、少しでも勉強してから現地に行くことです。理解度が全然違いますよ。

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『AERA with Kids夏号』では、そのほかにも軍艦島や新たなリゾート島として人気急上昇中の伊王島を訪れた様子も紹介しています。この夏休み、ぜひご家族で学びの旅=「まな・たび」を企画してはいかがでしょうか?


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