「自分の生活がどんどんなくなっていくのに初めは気づかず、気づいた時には精神的に限界でした」(40歳・女性)

「夜中に起きだして大きな声で呼びつけ用事を言いつけるので、添い寝する家族は一睡もできなかった」(47歳・女性)

「施設に入所させた。家で見てあげられないのがつらい」(69歳・男性)

「ストレスを周囲に向けてくるので、私はどうにか我慢すればいいことでしたが、当時中学生の娘たちと衝突させないようにするために、いつも見ていなければなりませんでした」(58歳・女性)

「現在は精神科病院の認知症病棟に入院中です。母のためによかれと思っていたことをしてきたつもりですが、母は不幸の真っただ中にいる感じで胸が痛みます」(57歳・女性)

●相談相手がいない

「ママ友でもない、介護友がいないので、悩みを共有できない」(43歳・女性)

「27歳から介護が始まったが、周りに介護について相談できる人がいなかった。友人たちはまだまだ親に頼る世代。それができなくなったことがつらかった」(34歳・女性)

「同居している他の家族の協力が全くなく、孤立無援の状況で介護していたことで精神的に追い詰められていました」(43歳・女性)

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