ロスで流行の兆し?コオロギチップスを食べてみた (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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ロスで流行の兆し?コオロギチップスを食べてみた

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三橋ゆか里AERA

米ドラマ「インセキュア」では登場人物がこのチップスを食べる場面も(写真:チャープス社提供)

米ドラマ「インセキュア」では登場人物がこのチップスを食べる場面も(写真:チャープス社提供)

 秋の風物詩として、日本人がその鳴き声を楽しむコオロギ。アメリカで、そんなコオロギを“食べる”文化が広まりつつある。

 クリケットフラワーは、乾燥させたコオロギ(英訳:クリケット)から抽出したタンパク質を粉末化したもの。アメリカで、これを原材料にした食品開発が進んでいる。

 なぜ、わざわざ虫を食べるのか? 食用昆虫が注目されるようになったきっかけは、国際連合食糧農業機関が発表した2013年のリポートだ。世界の人口は50年までに90億人に達する見込みだが、今のままでは食糧不足を免れない。国連がその解決策として提案したのが、タンパク質が豊富な昆虫だった。

 昆虫は、全般的にタンパク質、ビタミン、食物繊維、ミネラルが豊富。中でも注目されるのが、体の70%がタンパク質から成るコオロギだ。クリケットフラワー大さじ1杯には、7グラムのタンパク質が含まれる。200キロカロリー当たりのタンパク質含有量を比較した場合、牛肉が22グラムなのに対して、コオロギは31グラムだ。

 コオロギの養殖は、環境への配慮も兼ね備える。温室効果ガスの排出量は牛の1%にとどまり、気温とともに体温が変化する変温動物であるため体温維持にエネルギーを使わず、2千分の1の水で牛と同量のタンパク質を作ることができる。小さな土地で大量に育てられて、養殖期間も約1カ月と短い。カナダには、魚や爬虫類の餌としてコオロギを養殖する農家が昔からあるため、北米では既存のインフラを活用できる利点もある。


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