星野源「家族を描くことは愛を描くこと」/新曲「Family Song」の言葉を語る (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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星野源「家族を描くことは愛を描くこと」/新曲「Family Song」の言葉を語る

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門間雄介AERA
星野源(ほしの・げん):1981年生まれ。音楽家・俳優・文筆家。新曲「Family Song」は8月16日に発売予定。LIVE TOUR 2017「Continues」開催中。9月9、10日はさいたまスーパーアリーナで公演予定/ヘアメイク 竹内未夢(ヴァニテ)/スタイリング TEPPEI/衣装協力 SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH(シャツ)、URBAN RESEARCH iD(スラックス)(撮影/平野太呂)

星野源(ほしの・げん):1981年生まれ。音楽家・俳優・文筆家。新曲「Family Song」は8月16日に発売予定。LIVE TOUR 2017「Continues」開催中。9月9、10日はさいたまスーパーアリーナで公演予定/ヘアメイク 竹内未夢(ヴァニテ)/スタイリング TEPPEI/衣装協力 SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH(シャツ)、URBAN RESEARCH iD(スラックス)(撮影/平野太呂)

「恋」以来、約10カ月ぶりとなる10枚目のシングルは、「家族」をテーマにした星野源ならではのソウルミュージック。新曲「Family Song」はどのようにしてできあがったのか?

「家族」がテーマの歌詞においても、今回のサウンドと調和した、まねでもコピーでもない言葉が必要だった。

「なにかを和訳したような歌詞ではいけないと思ったんですよね。生活の実感を取り入れてこそ、僕たちの世代のソウルミュージックになるんだろうなと」

 歌い出しから点描されていくのは、誰の記憶にもあるようなさまざまな時間、さまざまな情景だ。例えば2番のこんな一節。

 遠きビルに日が跳ねて
 帰り道を照らすように
 街頭のメロディに
 祈り乗せて届けてくれないか

「自分にとって家族の面影を感じる瞬間は、午後5時のメロディーが街に流れる時なんです。多くの場所で、その曲は『遠き山に日は落ちて』なんですよね。でも僕は関東で育ったので、日が落ちる遠き山を見たことがない。それよりも、ガラス張りのビルに夕日がビカーッと射すイメージのほうが強いんです」

 多くの人たちが共有するその風景は、聴く人のなかにそれぞれの家族の像を結んでいく。

「家族ってなんだろう?」

 みずからに問いかけながら、これまで心のどこかで感じつつ、意識に上ってくることのなかった感情が明確になった。血のつながった家族を持たない人は、家族の歌をどのような気持ちで聴けばいいのか。 

「素晴らしいものを訴えるような歌なのに、一方でなにかを切り捨てているとしたら、納得できないものが残る気がして。時代によって家族の形も変わってきて、両親が同性だったり、一緒に暮らしているペットだったり、血がつながっていない家族も増えていくと思うんです」


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