漫画家・能町みね子×ゲイライター・サムソン高橋 「恋愛感情なし」の夫婦(仮)の真相 (1/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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漫画家・能町みね子×ゲイライター・サムソン高橋 「恋愛感情なし」の夫婦(仮)の真相

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漫画家・エッセイスト 能町みね子(のうまち・みねこ、左):1979年生まれ。近刊の『ほじくりストリートビュー』(交通新聞社)など著書多数。大相撲にも詳しく、場所前後にはNHK番組にも出演/ライター サムソン高橋(さむそん・たかはし、右):雑誌「SAMSON」編集者兼ライターとして勤務後フリーに。さまざまなゲイ雑誌で連載。著書に『世界一周ホモのたび』(ぶんか社)など(撮影/加藤夏子)

漫画家・エッセイスト 能町みね子(のうまち・みねこ、左):1979年生まれ。近刊の『ほじくりストリートビュー』(交通新聞社)など著書多数。大相撲にも詳しく、場所前後にはNHK番組にも出演/ライター サムソン高橋(さむそん・たかはし、右):雑誌「SAMSON」編集者兼ライターとして勤務後フリーに。さまざまなゲイ雑誌で連載。著書に『世界一周ホモのたび』(ぶんか社)など(撮影/加藤夏子)

 レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字で「LGBT」(性的少数者)。企業はこぞって多様性の重視を喧伝、制度整備が進む自治体も増えつつある。だが、虹色の輝きに、見落としているものはないか。LGBTフレンドリーの正体を探る。

 人気漫画家でエッセイストの能町みね子さんと、マニアックな人気のあるゲイライターのサムソン高橋さんが、「契約結婚」を前提に交際を始めた。能町さんは出生時の性を男性から変えた女性(MtF)。そこに恋愛感情はまったくない。なぜ、共に道を歩むことになったのか。サムソンさんの自宅で二人に話してもらった。

*  *  *
 サムソン高橋(以下「サ」):そもそもLGBTっていう当事者の意識ある?

 能町みね子(以下「能」):言い方がアレだけど、「自分は自分」。「LGBTの中でどれですか」って聞かれたら「一応T(トランスジェンダー)ですかね」ってなりますけど。

サ:普段の生活ではないよね。

能:あんまり意識はしないですね。LGBTブームって何ですかね。言葉だけは流行ってますけど。

サ:アエラのことだから「LGBTが紡ぐ新家族のカタチ」みたいなダサい特集だよ。これに乗っかったら「クロワッサン」とかで連載もらえるかもしれない。

能:そういう括りでの「代表」ではないんじゃないかなあ。ただ、最近、モテないノンケ(異性愛者)の男友達に私たちのことを話したら、ムチャクチャ羨ましがられてうれしかった。その反応は思いつかなかったな。

サ:モテないやつに羨ましがられても、ありがたくねえなあ。

――二人の出会いは2010年11月、能町さんの出版記念イベント。お互いに人見知りで挨拶では目も見られなかったという。急転直下、関係に変化が訪れたのが昨年6月だ。

●本気で言ってるのかな

能:ツイッターで「お見合いがしたい。」と書いたんですよ。「経済と精神の効率のために結婚したいので、お互いに何も期待しない関係性がいい」って。

サ:他の記事でも「ゲイと結婚したい」って書いていたよね。

能:高橋さんが、あるゲイ差別事件のことを記事で書いていたんです。真面目に書いても、普段のように毒を吐いていても読ませる文章、大好きだった。「偽装結婚の相手として最高」って書いて。そうしたら「お互い道に迷ったらぜひ」って返してくれた。そこで「とりあえずお見合い(サシ飲み)しましょう」と。


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