NHK「クロ現」キャスターがぶつかった英語の壁 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

NHK「クロ現」キャスターがぶつかった英語の壁

このエントリーをはてなブックマークに追加
AERA
英語の壁、どう乗り越える?(※イメージ)

英語の壁、どう乗り越える?(※イメージ)

 世間で「英語使い」と言われる人たちも、それぞれ「壁」にぶち当たる経験をしていた。一体どんな方法で乗り越えてきたのだろうか。NHKキャスターの場合はこうだった。

 1999年、NHKの番組「クローズアップ現代」の収録で訪れた日産自動車本社の一室で、キャスターの国谷裕子さん(59)は当時COOだったカルロス・ゴーン氏と向き合っていた。

 深刻な経営危機に陥っていた日産を傘下に収めた仏ルノーが送り込んできたゴーン氏。経営再建のために、工場閉鎖や人員削減を推し進めていたころだ。

「社員とのコミュニケーションは大変ではないでしょうか」という質問をしたときの答えが、いまも心に残っている。

 ゴーン氏は言った。

「あいまいな質問にはあいまいな返事しか返ってきません。質問を具体的にすると、具体的な答えが返ってくるんです」

 幹部や社員とは、率直な話し合いを心がけている、と。外国人幹部ならではの苦労話を引き出すつもりだったが、インタビューの本質を教えられた思いだった。

「日本語だと、オブラートに包んで尋ねるほうが礼儀正しいとされています。でも、英語では日本語と同じように聞いてもいい答えは返ってこない。改めて、具体的な質問を意識するようになりました」

 幼い頃から米ニューヨークやサンフランシスコで暮らし、名門ブラウン大学に通った国谷さん。クリントン元米大統領や国際通貨基金のラガルド専務理事など、海外の要人とのインタビューを颯爽とこなす姿を見ている読者も多いだろう。

 彼女の英語力は、いくつもの壁を乗り越えて磨き続けてきた結果の産物だ。


トップにもどる AERA記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい