独身男女622人調査でわかった“嫌婚”の正体 選り好み強い「美食系」 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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独身男女622人調査でわかった“嫌婚”の正体 選り好み強い「美食系」

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独身男女622人を対象にした「結婚観などに関する調査」(撮影/工藤隆太郎)

独身男女622人を対象にした「結婚観などに関する調査」(撮影/工藤隆太郎)

独身男女622人を対象にした「結婚観などに関する調査」

独身男女622人を対象にした「結婚観などに関する調査」

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独身男女622人を対象にした「結婚観などに関する調査」

独身男女622人を対象にした「結婚観などに関する調査」

独身男女622人を対象にした「結婚観などに関する調査」

独身男女622人を対象にした「結婚観などに関する調査」

「結婚するつもりはない」という“嫌婚派”が増えている。趣味を大事にし、恋愛には消極的で、親の結婚生活には否定的。彼らの本音を社会学者の水無田気流さんと探った。(編集部・小林明子)

 内閣府が2014年3月に発表した調査では、未婚男女の7割が「結婚したい」と回答し、うち約半数が「経済的に余裕ができ」れば「結婚を決心する」と答えている。少子化を危ぶむ人たちは、経済問題が未婚の最大原因と考え、「若年層の雇用環境を改善せよ」と声高に叫ぶ。結婚は「したくてもできない」ものととらえられ、「結婚するつもりはない」と答えた人や、経済的に余裕があるのに結婚を決心しない人は、政策上ではあまり注目されない。

 社会学者の水無田気流さんは今回、その層に着目した。都市部に住み、仕事を持ち、経済的に困窮していない。一般的には家庭を運営する能力がある、とみなされる人たちが、なぜ結婚したがらないのか。

 アエラは、首都圏1都3県に住む20~40代の独身男女622人を対象に結婚観などに関する調査を実施した。質問は水無田さんが作成。20代の平均年収を上回るよう設定するため、男性は年収300万円以上、女性は200万円以上を対象とした。

「いずれ結婚するつもりはあるか」との問いに「はい」「いいえ」の2択で答えてもらうと、男女ともにおよそ4人に1人が「いいえ」を選んだ。水無田さんはこの、必ずしも経済的な理由に限らず結婚したがらない人たちを「嫌婚派」と名づけた。20代でも「結婚するつもりはない」とした人は男女とも15%を超えており、さまざまな選択肢がある世代でも「嫌婚派」がいることがうかがえる。

●「結婚より趣味」34%

 国も同じような調査をしている。国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査の独身者調査(18~34歳)でも10年、「いずれ結婚するつもり」と「一生結婚するつもりはない」の2択で、「一生結婚するつもりはない」を選んだのは男性9・4%、女性6・8%。独身志向は05年の前回調査よりわずかに増え、調査開始の1982年以降で最多となった。

 じわじわと増えている「嫌婚派」はどんな人たちなのだろう。

 アエラと水無田さんの共同調査を詳しく見ていこう。「結婚するつもりがない」つまり「嫌婚派」に理由を聞くと、「結婚生活よりも趣味を優先したい」が34%とトップ。続いて「現在の結婚制度が自分に合わない」「仕事を優先したい」などが続き、「結婚資金が足りない」は10%だった。経済的なことが主な理由ではない。

「結婚するつもりがある」と答えた人を「好婚派」と定義すると、現在付き合っている相手がいるのは、好婚派39%、嫌婚派15%。嫌婚男性のうち3割は、交際経験がまったくなかった。

●恋愛は「待ち」の姿勢

 付き合っている人がいないから結婚が現実的にならないのか。結婚するつもりがないから恋愛しようとしないのか。「つねに恋人がほしい」という人の割合も嫌婚派は少なく、6割は「理想の相手なら付き合いたい」と答えている。「恋愛したくない」という人も3割近くおり、その理由を聞くと、嫌婚派は、仕事や趣味に忙しく恋愛にかける時間や余裕がないというよりも、「恋愛がわずらわしい」と答える人が多く、男性52%、女性71%に上った。

 水無田さんはこう分析する。

「恋愛がわずらわしいというのは、恋愛や結婚のハードルを高く設定しすぎて、選り好みが強くなり、よほど理想的な相手でない限りは挑戦しようとしないから。草食系なのではなく『美食系』。女性は白馬の王子様をいつまでも待ち続けているし、男性のほうも理想の白雪姫が起きてくるのをただ待っているのです」


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